外国語学習の分野で有名なStephen. D Krashen
の
Explorations in Language Acquisition and Useを読んだ。
・外国語の効果的な習得方法とは?
20ヶ国語が話すことができるスティーブさんのyou tubeで紹介されていたので読んでみた。
とても良い内容だった。
外国語を習得する際に有効な方法として、
インプット仮説、The Input Hypothesisが紹介されている。
コンプレヘンシブルインプット理論、Comprehensible Input理論とも言う。
コンプレヘンドできる、つまり理解可能なインプットを大量にしていくメソッドである。
興味のある内容を大量に読んだり、聴いたりすることで外国語を習得できると主張している。
統計的なエビデンスもあるようだ。
さらに、この本では外国語の習得のみならず学習一般についても解説されている。
・問題解決を通した学習、Learning by Problem Solving
問題解決に関連した読書や勉強をしないと容易に学んだ内容を忘れてしまうようだ。
成功した研究者のキャリアを研究した結果、
彼らは既に学生の頃から、大学の授業で良いパフォーマンスをすること(良い成績を取ること)よりも、問題(研究課題)と向き合っていた。
・アイディアの創造、Creating New Ideas
1.Preparation
問題に直面、問題を明確な形で設定
2.Incubation
これは無意識下のプロセスのようだ。
何もしないで寝かせておく時間をとる。
アインシュタインは難しい問題に直面すると音楽を聴くなどしてリラックスしていた。
もちろんHard Workが不要なわけではない。
3. Illumination
新しいアイディアの出現。Incubationの結果として。
4. Verification
最初にアイディアが出てきた時は脆弱で壊れやすい。
アイディアを長期記憶として安定保存させるためには、
verified、確証される必要がある。
時には他の研究者も同じアイディアを得ていることに気づき、verifiedされることもあるようだ。