古典文学読書会のブログ

会員制の古典文学の読書会を開催しています。 第4金曜日の19時から21時でオンライン開催。 問い合わせは、classical.literaturesアットジーメルまで

洋書読書の記録

Klara and the Sun、Kazuo Ishiguro (著)

Klara and the Sun、洋書マラソン6冊目 読書期間 2024年1月から3月18日 ページ数は340ページ。 英語の小説としては読みやすい方だったと思う。 一部、難しい表現は確かにあったが。 例えば、遺伝子編集の手術を受けた子供を表すliftedを和訳版では「向上処置…

The Dictionary of Lost Words, Pip Williams (著)

洋書マラソン 五冊目 読書期間は2023年9月から12月。 432ページ。キンドルで読了。 オックスフォード英語辞典の初版の作成過程を追った歴史小説である。舞台は19世紀終盤から20世紀初頭のイギリス。主人公は辞書編集者の娘であり、名前はエズメという。 最初…

A Column of Fireを読む 洋書マラソンその4

洋書マラソン4冊目 読書期間 2023/3/3-2023/8/2 907ページ 16世紀後半のプロテスタントの隆盛を主にイギリスとフランスを舞台に描いた歴史小説。 ケンフォレットのキングスブリッジシリーズの第三作目。 歴史の教科書ではサンバルテルミの虐殺でたくさんのユ…

World Without End by Ken Follettを読む  洋書マラソン〜その3〜

洋書マラソン3冊目 2022年10月から2023年2月に読書 1025ページ The Pillars of Earth の続編でキングブリッジ3部作の二作目。 14世紀の中世イギリスが舞台。 主人公は貴族の息子2人、農民の息子、商人の娘の4人でいわゆる当時の普通の人々。 主人公たちの…

The Moon and Sixpence(邦題:月と6ペンス) by W. Somerset Maugham を読む

洋書マラソン 2冊目 2021年年末に読了 215p 洋書小説に慣れていなくても短いので読了しやすいと思う。 邦題は『月と6ペンス』 画家ゴーギャンの人生がモデル。 主人公ストリックランドの性格はやはり英語の方が掴みやすい。 日本語だと少しクセのある性格…

The Pillars of the Earth: A Novel (邦題:大聖堂) by Ken Follett を読む

洋書マラソン その1 2022/5/23-10/3 の約3ヶ月で読んだ。1070ページ。 舞台は12世紀のイギリス。当時の教会を中心とした暮らしを想像する上でも良い作品。 ロマネス様式からゴシック建築への移行が描かれている。 主人公を美しい大聖堂を建築することを夢見…